こぶれ 2024年9月号
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当JAはこのほど、北海道のJAしれとこ斜里と外国人労働力確保へ向け相互に協力することを目的とした協定を結びました。外国人材の確保を目的としたJA間の連携協定は全国でも初めてです。7月に当JA本店で      7調印式が行われ、苑田康治組合長とJAしれとこ斜里の平田隆雄組合長が協定書に調印しました。両JAでは労働力確保に向けて、以前から株式会社エヌより派遣された特定技能外国人を農繁期の異なる2地域でリレーしてきました。島原半島では夏場の出荷物が少ないことから、その間JAしれとこ斜里管内へ移動して作業を行います。当JAは、昨年第2総合集荷場の稼働を開始したことから、特定技能外国人の雇用人数を45人へと増やしました。今年は、昨年を上回るJAしれとこ斜里管内へと向かいました。調印式には両JAの役職員、長崎県農林部、株式会社エヌから関係者が出席して行われました。締結した協定書ではこのほか、両JAで地域農業の課題解決へ向けた取り組みや役職員の資質向上のための人的交流を図っていくこととしました。苑田組合長は、「当JAでは労働力不足の解消が長年の課題となっていた。今後は、積極的な特定技能外国人の受け入れにより、両JAとも一層の労働力支援につながるものと確信している」と話しました。平田組合長は、「日本の東西にまたがって季節的な時差を利用しながら、より有効に労働力を循環させる非常に素晴らしい連携が出来た。今後課題も出てくると思うが、お互いに理解を深めながら連携を強化していきたい」と話しました。▶協定書を手にする苑田組合長㊧と平田組合長㊨34人が農繁期を迎えた調印式の様子出席した両JAの役職員ら特定技能外国人を長崎と北海道でリレーJAしれとこ斜里と連携協定を締結

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