こぶれ 2024年8月号
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農業クラブとは?高等学校で農業について学ぶ生徒によって組織され、 科学性・社会性・指導性を高めることを目標に学習活動を行っています。各専門分野で行っている活動の成果を発表する場であり、都道府県ごとの予選の後毎年全国各地で開催されています。長崎県学校農業クラブ連盟は6月19日、島原市の島原文化会館で第74回年次大会を開きました。県内5校の農業高校から、生徒と関係者ら約250人が参加。当日は4種目が行われ、各種目の最優秀賞受賞者は8月に鹿児島県で行われる九州大会へ出場します。10月には岩手県で全国大会が開催されます。同会場ではプロジェクト発表と意⾒発表が行われました。Ⅰ類「農業生産、農業経営」、Ⅱ類「国土保全、環境創造」、Ⅲ類「資源活用、地域振興」の3分野で、日頃行っている学習や活動の成果を発表しました。大会委員長を務めた島原農業高校の森武晴校長は、「今回で74回目となる歴史ある大会で、先輩方は研究活動や各種競技会を通して専門性を深化させ技術を磨いてきた。選手の皆さんは各学校の代表として、それぞれの部門で最優秀を目指し、これまで取り組んできた成果を十二分に発揮してほしい」とあいさつしました。プロジェクト発表Ⅲ類で最優秀賞に輝いたのは、「救いたい!島原昭和福櫨の輝きをもう1度~木蝋文化の継承で世代を超えた町おこしを~」というテーマで発表を行った島原農業高校の竹葉寧流さん他9人。同校3年の竹葉さんは、「島原には良い伝統文化がたくさんあって、地域の方々と連携しながら商品化することができた。九州大会では、地域の魅力を九州全体の皆さんにも知ってもらえるよう発表したい」と話しました。この他、別会場では平板測量競技と家畜審査競技が行われました。農業クラブ全国大会     4毎日暑いですね。野菜の水やりがたいへんです。(南島原市のモモさん)この暑さには野菜たちも大変そうですね。水やりご苦労様です。第74回長崎県学校農業クラブ連盟年次大会竹葉さん(島原農高)ら県代表決定

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