こぶれ 2024年3月号
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さん5農林中央金庫長崎支店島原市にんじん部会株式会社酒井農園 この取り組みを支えるのが、株式会社酒井農園です。同部会の廃棄ニンジンを長崎バイオパークへ届けるまでを担当しています。動物たちが食べるものなので、腐敗がないかなどを再度チェックし、箱詰めして運んでいます。箱詰めするのは、届けてからの保管を考えてのこと。試行錯誤を繰り返して、今の方法に落ち着いたそうです。仕事の合間を縫って、1度に300~500キロをバイオパークとも相談しながら届けています。酒井農園では、「色々な物の値段が上がる世の中ですが、このような取り組みが広がるきっかけづくりに少しでも貢献できれば」と話しています。長崎バイオパーク十と九く本もと 美み里さとカピバラの長風呂対決初優勝! ドーナツくん(11才)バイオパークでは最高齢、前歯が見えているのが目印! 全国5つの動物園で開催された「第12回カピバラの長風呂対決」で、ドーナツくんが初優勝しました。記録は2時間53分57秒。長崎バイオパークとしても初めての優勝でした。おめでとうございます! 運ばれたニンジンを動物たちへエサとして提供するのが、長崎バイオパークのスタッフの皆さんです。どのようにして動物たちに提供されるのか、スタッフの十九本さんに聞きました。 カピバラは、朝と夕の2回エサやりの時間があり、ニンジンのほかカボチャやキャベツなどがメイン。14頭が飼育されていて、ニンジンだけで1日10キロ以上を食べます。エサやりの時間以外にも、1日中牧草や笹の葉をムシャムシャ食べているそう。伺った時は、エサやりの時間ではありませんでしたが、特別にニンジンのエサやりを見せていただきました。立派な歯を使って、シャリシャリとあっという間に食べてしまいました。このほか、マーラやヤギのエサとしてや、エサやり体験などにも利用されているそうです。 農林中央金庫では、「持てるすべてを『いのち』に向けて。ステークホルダーのみなさまとともに、農林水産業をはぐくみ、豊かな食とくらしの未来をつくり、持続可能な地球環境に貢献していきます」を存在意義(パーパス)として定めています。農業者と消費者・産業界を繋ぐ「架け橋」となることを目指し、地域の課題解決に向けた取り組みを支援しています。010302

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