こぶれ 2023年4月号
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今月育の苗テーマ(その1) 高温に強く多収で食味が良い水稲「なつほのか」。今回は「育苗」のポイントのうち、種子消毒や播種量に関する情報をお伝えします。 種子は消毒して使用しましょう 水稲種子は消毒されていません。播種前に必ず消毒しましょう。薬剤は暦を参考にしてください。●ばか苗病最高値2,235,2001,074,7002,235,20015メス去勢合計㎏単価1,8872,3982,176前回比105.50%109.56%108.04%ばか苗病って周りの圃場にも感染したりするんだねばか苗病の苗●心枯線虫病 シンガレセンチュウが原因で発生します。穂長が短く、しいなが多くなり、多発圃場では減収率が50%以上にも及ぶことがあります。 また、玄米の一部がくさび状に黒変する黒点米や着色米、乳白米の割合増加の要因にもなります。 播種は薄播きを心がけましょう 育苗のポイントは徒長させないことです。「なつほのか」は苗が伸びやすいので早めの緑化・硬化を心がけましょう。普通の田植機を使用される場合は、催芽籾で箱当たり150~160㌘程度の薄播きでずんぐりした苗を作りましょう。写真はともに病害虫発生予察室 原図 葉色が薄く徒長するため、育苗中には目立つ病気です。感染後の治療法は無く、移植後に本田で枯死した株から開花中のイネへ感染します。採種圃で発生した場合、その圃場からは種子が採れません。採種圃がある雲仙市国見町・瑞穂町の方は特に注意が必要です。最低値平均価格283,800526,47168,200703,01068,200624,141黒点米information 2月市と比べて、メスで27,459円の高値、去勢で61,321円の高値、合計で46,447円の高値相場となりました。相場上昇の原因としては、購買者の来場が多かった事と、3月市場の子牛は来年末くらいの枝肉需要に出荷されるので、購買者の引き合いが強かった事が最大の要因だと思われます。依然として飼料の高止まりによる厳しい経営が続くと思われるので、母牛の更新と子牛の適齢出荷を徹底させ、発育良好な優良子牛を出荷して行かなければなりません。前回比108.04%3月期子牛市場成績報告(県南家畜市場:3月18日土19日日)               (単位:円)島原振興局地域普及課3月期子牛市場なつほのか通信2023 vol.2

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