こぶれ 2023年3月号
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今月のテーマ昨年を振り返って このコーナーも今年で3年目となりました。高温に強く多収で食味が良い水稲「なつほのか」の特性が発揮されるように、昨年を振り返りながら栽培管理のポイント等をお伝えします。「なつほのか」は「ヒノヒカリ」等に比べて収穫時期が早いため、イチゴや秋冬野菜の作業にゆとりができると好評です。ぜひご検討ください。株 間…株間が広い圃場が多く見られました。適正な株間は16~18中干し…高温と多日照で分げつが旺盛でした。中干しが遅れて過繁茂と水管理…強風時に深水にできなかった圃場では倒伏・脱水等の被害を助長した恐れがあります。台風接近前後に深水にできるよう地域でも話しあってみましょう(台風でも意外と降水量は少なかったりします)。    急激な脱水で葉や茎が青みを残したまま枯死する事例(青枯れ症状)もありました(「ヒノヒカリ」「にこまる」で多く見られました)。詳しい対策は次回以降のこのコーナーでご紹介していきます。最高値825,000997,700997,700時期が遅れて徒長した人は、早くはがすようにしましょう。㌢です。苗箱は必要量を用意しましょう。なった人は茎数を見て時期を判断しましょう。最低値平均価格187,000499,012111,100641,689111,100577,694島原半島でも作付拡大中▲どうだった?みんなの田んぼは15メス去勢合計㎏単価1,7972,2072,028前回比103.04%97.38%98.87% 昨年の反省点と対策は……育 苗…「ヒノヒカリ」に比べると伸びやすい品種です。被覆をはがす前回比98.87%information 1月市と比べて、メスで14,726円の高値、去勢で17,257円の安値、合計で6,622円の安値相場となりました。相場下落の原因としては、枝肉相場が先月より下がった事や、飼料の高止まりがあります。また、毎月市場が開催されているにもかかわらず、欠場牛の多さや、発育不足の子牛が出荷されたことも相場を下げる原因になったと思われます。今後も継続して、母牛の更新と、子牛の適齢出荷を徹底させて、発育良好な優良子牛を出荷して行かなければなりません。2月期子牛市場成績報告(県南家畜市場:2月20日月)                    (単位:円)2月期子牛市場島原振興局地域普及課なつほのか通信2023 vol.1

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