こぶれ 2022年12月号
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選別作業をする従業員らレーンを流れていくミカンミニトマトをパック詰めする従業員らパック詰め前のミニトマト13島原半島でじげもん 西部ミニトマト部会 西部基幹営農センター管内で9月25日からハウスもののミニトマト出荷が始まりました。今年産は出荷量630㌧、販売高3億5,000万円を目標としています。 町田誉孝部会長ら同JA西部ミニトマト部会の13人が、雲仙市の千々石町、吾妻町、国見町で栽培を行っています。近年は新たな部会員も増え面積を拡大、販売高は3億円を超えました。今年度は464㌃で栽培し、単収増で更なる販売高アップを目指します。 今年産は、天候に恵まれ苗の生育は順調に進みました。台風による影響も少なかったことから、計画通り出荷が続いています。出荷のピークは11月中旬から12月頃。日量はピーク時で平均1万5,000パック(1パック200㌘)を計画しています。雲仙市吾妻町にある同JA総合集荷場では、従業員らが慣れた手つきで選別しパック詰めを行っていました。主に関東方面へ出荷しています。 西部基幹営農センターの宮崎一課長は、「生育も順調なので、このまま目標に向かって出荷を続けていく。昨年以上の単価を目指していきたい」と話しています。北有馬地区営農センター 北有馬地区営農センターで9月22日から、極早生ミカンの出荷が始まりました。10月下旬まで続き、その後は早生、させぼ、普通・高糖度系へとリレーしていきます。来年1月までに、約500㌧の出荷を見込んでいます。今年度産は、比較的安定した天候でしたが昨年に比べ降水量が少なく日照時間は長い状況。順調に生育し出荷が続いていますが、昨年表年だったため収穫量は全体的に少ない予想。食味は良好で酸切れもよく仕上がっていますがやや大玉化傾向の予想で、今後の気候などを注視しています。 今年度から同センターを含む南部基幹営農センター管内のほか北・西部基幹営農センター管内との共同選果が始まっており、各地域から集荷されたミカンがレーンを次々と流れていました。日量14㌧前後を関東、中国地方方面へ出荷します。南部基幹営農センターの平石淳一係長は、「裏年ということで出荷量は少ないが、天候に恵まれ内容的にはよい仕上がりとなっている。市場からの評価も高く、今後も有利販売に努めていきたい」と話しています。ミニトマト拡大着々 3億5,000万円目指す極早生ミカン出荷開始

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