こぶれ 2022年3月号
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貯蔵カボチャの選別作業を行う出荷調整を行う職員「しらぬひ」を選別する従業員らおいしい「しらぬひ」いかがですか~132月中旬にピークを迎える貯蔵庫内の徹底管理で品質を保つ 西部基幹営農センター管内で栽培されている貯蔵用の抑制カボチャの出荷が始まっています。2月末までに約33㌧を出荷する計画です。国産カボチャの端境期に合わせ輸入物との差別化を図り、有利販売を行い、農家の収入増につなげます。 令和3年度産は、生産者27人が3.71㌶で栽培しました。品種は「プリメラ」が約8割を占め、「エビス」「くりゆたか」「ジェジェJ」などがあります。昨年9月からの乾燥で病気などの被害は少なかったです。雨が少なかった分、玉肥大が進まず、若干小玉傾向となりました。玉サイズは2Lが多くを占めています。11月下旬に収穫し、10日~14日間ほど各家庭で風乾、追熟を行ったあと、当センターの総合集荷場の貯蔵庫に入庫し、貯蔵庫内の温度、湿度の管理を徹底し、腐敗などの貯蔵ロスが出ないよう管理を行ってきました。出荷時は、腐敗、キズなどを個別に検査し、箱詰めを行い関東方面に向けて出荷します。ハウス「しらぬひ」選果端境期に合わせ抑制カボチャを出荷 西部基幹営農センターは1月22日から、中晩柑ハウス「しらぬひ」の選果を始めました。2月下旬までに約59㌧の出荷を見込んでいます。令和3年度産は、やや酸が高い傾向ですが、糖度は12度以上と高く仕上がり良好です。玉のサイズも3L・4Lサイズ中心で大玉が多いです。2月中旬にはピークを迎え11㌧の出荷を予定しています。 収穫した「しらぬひ」は2週間程度、農家宅で追熟・予措処理を行ったあと、雲仙市吾妻町にある当JA総合集荷場に出荷します。従業員は、規格、重量、キズ果の有無などを選別後、等級、階級ごとに箱詰めします。週3回のペースで選果し、関東、関西、長崎県内へ向けて出荷しています。当センターの果樹を担当する山﨑太郎職員は、「糖度分析の結果、平均で12~13度あり果実の仕上がりも良い。今後は選別をきちんと行いキズ果に注意し、高品質な物を出荷できるよう心がけていきたい」と話しました。島原半島でじげもん

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