こぶれ2021年1月号
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酒井 こんにちは。今日は、どんな作業をしていますか?平島尚典(以下、尚典) こんにちは。今日は、イチゴの収穫をしてパック詰めをしているところです。酒井 栽培面積は、どれくらいですか?尚典 「恋みのり」を100㌃、「ゆめのか」を20㌃栽培しています。来年は全て「恋みのり」にする予定です。酒井 いつからいつまで出荷しますか?尚典 11月下旬から5月上旬までですね。酒井 ピーク時は1日あたり何パックくらい詰めますか?尚典 今年はまだピークじゃないですけど、例年だとだいたい4,000パック (1,000ケース)くらい詰めますね。酒井 パック詰めは大変と聞きますが、平島家はどうですか?尚典 やっぱり大変ですよね。2年前に「ファインパッカー」っていうんですけど、自動でセロファンを貼る機械を導入しました。セロファンのくっつき具合とか微調整は必要ですけど、1人分は違いますね。酒井 尚典さんは、何歳で就農しましたか?就農のきっかけは何ですか?尚典 19歳です。久留米の試験場に勤務してたんですけど、じいちゃんが病気になって危篤の知らせが入り、これは家の一大事だと思って帰ってきたっていうのがきっかけです。酒井 同じ質問ですが、啓次さんはどうでしょうか?平島啓次(以下、啓次) 自分は26歳です。それまでは、自動車メーカーのヤナセでメルセデスベンツの整備士をやってました。だんだん一緒にイチゴを作りたいという思いが強くなったというか。周囲は反対しましたけど、兄ちゃんが説得してくれました。酒井 実際に2人でやってみて、良かった点を教えてください。啓次 一緒にやるようになって5年になります。仕事はスムーズに進みますね。尚典 というか、最初は弟も分けが分からず自分の言うことを聞いて動いてくれてたんですけど、今は色々覚えてきて、自分の考えも出てきてますね。酒井 意見の食い違いなどはありませんか?尚典 あります。作業性とか効率の面とか。でも、それはそれでいいと思っています。成長を感じますね。啓次 小さい時は、いつも喧嘩して、いつも兄ちゃんにやられてました(笑)。今はプライベートでは、ほんと仲がいいんですけど、仕事面では言い合うことがよくあります。酒井 そのような時は、どのようにして解決しますか?尚典 自分が一応、言い聞かせてます。兄ちゃんなので(笑)酒井 啓次さんは同居ではないんですよね。通勤、ですか?啓次 町内に住んでて、通勤してます。従業員として働いてます。酒井 2人以外に、イチゴを担当していらっしゃる方は、どなたですか?尚典 嫁が1人(笑)と研修生が4人います。もうすぐ、あと2人入ってきて、1人出ていきます。研修生の受け入れは、10年くらい前からやってます。中国の方なんですけど、1年も経つと方言も喋れるようになりますね。酒井 規模拡大などの計画がありますか?尚典 目標としてはあります。でも、面積を増やすだけでなく、生産性とか雇用の管理とか、そういうのも含めて自分たちに見合ったことをしていけたらと思います。酒井 10年後の2人は、何をしているでしょうか?尚典 自分は、イチゴを作っています。啓次 自分も、です。解雇されなければ、ですけど(笑)酒井 では、家族の皆さんに向かって、それぞれ一言お願いします。尚典 奥さんへ。家事も大変だけどイチゴも手伝ってもらって助かってます。これからもよろしくお願いします。啓次 兄ちゃんへ。自分は、けっこうわがままなところもたくさんあって、迷惑をかけています。これからもよろしくお願いします。尚典 自分についてきてください!酒井 兄ちゃんカッコいい。これからも美味しいイチゴを作ってくださいね。ありがとうございました。▲「おいについてこい!」「解雇せんでよ♪」▲支店長に入ってもらうの、忘れてました~(byこぶれおばさん)▲ファインパッカー㊧で作業効率アップ11ダイコンが美味しい季節になりました。今年も“民チャン特製大根漬け”の出番です! 待っててくださいねぇ。(南島原市のMAXチャンさん)あらっ! おばさんも待ってる人の一番後ろでいいので並びたかです。「特製」に惹かれる~♪ わたし待~つわ、いつまでも待~つわ(*^^)v

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