こぶれ2020年10月号
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島原半島でじげもん  国見地区営農センターは、イチゴ苗の定植適期を見極める「花芽分化検鏡」と呼ばれる検査を行いました。台風襲来に備え、ネットを被覆するなど徹底した暴風対策が奏功し、苗に被害は見られず株の状態も良好です。センターの前田康文センター長は、「苗は、各品種とも順調に仕上がっているので、今後の肥培管理についても指導を徹底していきたい。収量で、10㌃当たり1万5,000パックを目指したい」と話しています。イチゴの花芽分化検鏡を実施台風襲来も事前の対策が奏功し「株」は良好顕微鏡で花芽の分化を検査する前田センター長 有家地区営農センター管内で9月10日から梨「新高」の出荷が始まりました。台風に備え、事前に収穫するなどの対策が奏功し落下被害は最小限に抑えられましたが、暖冬の影響で着果数が減少し全体の出荷量は半減する見込みです。南島原市布津町の吉岡孝行さんは、露地80㌃で栽培。うち「新高」は40㌃。台風被害については、「台風被害はほとんどない。食味も良好だが、収量が少ないのが残念」と話しました。「新高」出荷始まる台風襲来対策も暖冬の影響で減収「新高」を出荷する吉岡さんの息子さん 深江地区営農センター管内の原川崇志さん㊱が栽培したアールスメロンが9月25日、学校給食に登場しました。原川さんは、アールスメロンなど90㌃を栽培。9月17日から出荷を始め、1日当たり約700玉を同センターに出荷します。給食用に出荷するハウスは、台風10号の被害も見られず順調に生育しました。原川さんは、「自分の作ったものを地元の子供たちが食べてくれるのはとても嬉しい」と話しています。地元のメロン食べて 学校給食で提供メロンの出来を確認する原川さん㊧と杉岡弘規職員 西部基幹営農センターは9月17日、雲仙市内で水稲「なつほのか」の収穫適期判定検査を実施しました。同市内の水田10か所を巡回し、各圃場からそれぞれに稲穂8点を無作為に採取。粒数を計数し、全体に占める稔実黄化籾の割合を計算しました。苗の定植日、出穂期、積算日照時間などを総合し該当圃場の収穫適期を判定しました。川原千也センター長は、「高品質な籾を出荷し、農家の収入増につなげたい」と話しています。水稲「なつほのか」収穫適期判定検査を実施高温耐性に優れ面積増加「なつほのか」の粒数を数える担当職員ら13スイカが1玉出来ました。とても甘くて美味しかった。生まれて初めて作ったスイカです。うれしい!(南島原市/モコ&チロルさん)暑くて、しかも雨が多かった今年、初めて作ったスイカが甘かったとは感動的です。おめでとうございます! 来年は、写真を送ってくださいね~♪

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