information介護センターほほえみだより介護センターほほえみだよりつづく 広報誌「こぶれ」に、介護センターのコラム「ほほえみだより」が掲載されるようになって丸9年が過ぎ、3月で10年目の節目を迎えました。コラムの掲載をきっかけに介護センターを利用しやすい環境にして、利用者の増加を図りたいというスタッフの思いが長期掲載につながっています。 本田勝彦センター長をはじめ介護支援専門員(ケアマネージャー)を務める信國ふみ代さんらスタッフ5人と、ヘルパーさん9人が利用者の対応を行っています。コラムは、訪問先での一コマや、家族や友人・知人、地域の人々との何気ない会話、エピソードなどを、おもしろ可笑しく500文字程度にまとめてあり、笑いの中にもホロッと涙があふれそうな一場面もあります。こぶれを読んでくださる読者の皆さんからは、「将来は介護センターを利用したい」、「共感できる。これからも頑張ってください」というような内容のハガキが月に何通も届きます。 信國さんは「広報誌へ掲載すれば、介護センターの存在を知らなかった人も知ってくれると思って書き始めました。最初は10年も続くとは考えていなかったですね」と話します。 今後について本田センター長は、「スタッフの飾り気のない文章を通じて、当JAの介護センターを〝気軽に相談できる場所〟として理解していただけていると思う。在宅介護で困っている方のお手伝いができるよう、これからも努力したい」と話しています。JA島原雲仙介護センター住所:南島原市有家町石田45 (旧堂崎支店1F)☎0957-82-5259前列㊨から田中弘美、本田勝彦センター長、信國ふみ代、石橋美和子後列㊨から楠田恵、野口友 トゥルルルル、「もしもし大変、お母さんが転んで動ききらん」妹からの突然の電話。「なんした?」「朝から雨の降りよったけん風呂場に洗濯物ば干そうとして、滑って転んで浴槽の淵で腰ば強打したげな」 急いで行ってみると、痛みに顔をゆがめる母の姿がありました。受診後、幸いに骨に異常は無く養生の日々がスタート! 頼りの弟は「俺、今日から出張やけん後は頼んだ!」と都へ旅立ち、その日から私は即席ヘルパーへ変~身! さぁ困った! キッチンに立ち、何がどこにあるのかわからない……。いろんな引き出しを引っ張って、冷蔵庫の中をあさり悪戦苦闘。夜になり入浴タイム! 「痛かばってん入ってみよかね」と、ゆっくりゆっくりお風呂へ。久しぶりに母と一緒に入るお風呂……「お母さん、背中と足は手伝うよ」「よかよか足は自分で洗いきるけん背中ばお願い」「髪は?」「頭も自分でしいきるよ」張り切りすぎて患部をゴシゴシ「痛い!」「ごめんごめん」そんなやりとりがなんだかちょっと嬉しくて、やっぱりお母さんて良いな~と、幼いころの気持ちがよみがえり、痛みをこらえる母とは裏腹になんだか幸せ~(笑) 入浴後、「上げ膳据え膳で後片付けもしてもろて幸せ幸せ」とつぶやく母に、こっちこそ「あ・り・が・と・う!」と照れ笑い。普段は親子喧嘩して、あーひっちゃがいかと全力で〝はらかく〟事もあるけれど、父が亡くなり四十数年、私も立派なおばあちゃんになりました。 お母さん、これからもおばあちゃん同士仲良くしようね! 改めて母に感謝の日々でした。PN:怪我の功名介護センターの「ほほえみだより」 気軽に利用できる施設へ スタッフの思いを綴り10年目に信國です。人生をもっと楽しみましょう♪気持ちはハタチ♪ご利用をお待ちしていま~す15昨年から今年にかけて例年になくミカンを買って食べていますが「はずれ」がなく、全て甘いのです。何だか得した気分。(雲仙市のけいポンばあばさん)同感です。どれを食べても美味しい、大当たりばっかりですよね。おばさんも、いつもの年より沢山食べた気がします。
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