こぶれ2018年9月号
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 有家地区営農センター管内で8月3日からナシ「豊水」の出荷が始まりました。実止まりは良好ながら、雨不足での影響で小玉傾向の仕上がりとなっています。糖度は12度前後まで上がり、品質、食味は良好です。「豊水」の出荷は8月下旬までで、その後は「新高」という品種にリレー出荷します。 南島原市有家町新切地区の藤原恭徳さんは、「幸水」「豊水」「新高」など、約1㌶を栽培しています。今年の出来について藤原さんは、「何と言っても水不足が一番の問題。かん水を行っているが十分とは言えない。雨が降れば、玉もいくらか肥大するのではないか」と話しています。 末吉英樹センター長は「今後は、台風襲来による果実の落下など風害が出ないことと、適度な降雨を期待している。市場と連携を取りながら、有利販売に努めたい。選果選別、検査を厳重に行い、高品質なナシを出荷したい」と話しています。「来年は3億超えば目指しとります!」▲「豊水」の仕上がりを確認する藤原さん▲▼横田組合長㊨らと共同出荷検査中▲「今年も良かナシの、でけとっです」ナシ「豊水」の出荷が始まる降雨不足で小玉傾向 西部基幹営農センター管内で、旧盆に向けた菊の出荷が8月9日で終了しました。次の出荷ピークは9月の彼岸となります。来年3月までに出荷量350万本、販売高2億7千万円の出荷を見込んでいます。平成31年度産では、さらに大台の3億超えに期待がかかります。 横田克彦組合長ら匠の菊生産組合の組合員9人が、ハウス5㌶で栽培しています。旧盆用として定植した分は、定植直後の長雨、日照不足、その後は猛暑が続き、木に高温障害が出た圃場も見られました。ヒートポンプによる冷房や寒冷紗の被覆などで対策を行い、例年並みの出荷につなげました。 同組合は、月に一度の現地巡回と検討会を行い、毎週水曜日を共同出荷検査日と決めています。横田組合長は、「定期的に集まることで、問題点の発見が早く解決策も早く見つかる。今後も意識を高く持って栽培していきたい」と話しています。匠の菊生産組合、全員集合で技術を磨く来年度は販売目標3億超えへ河辺でショッキングピンクのトンボを見かけました。外来種? 突然変異?(南島原市の10神番長さん)ショッキングピンクのトンボ、見てみたかったです。10神番長さん、きっといいことがありますよ。その時は教えて下さいね~。6

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