こぶれタイムズ 54号
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目視で確認してレーンへ箱詰めされたブロッコリーブロッコリーの選別機最後に氷詰めし鮮度をキープするvol.46ブロッコリーイチゴパッケージセンター移設作業が進むミカン選果機取材協力:東南部基幹センター 販売流通課池いけ田だ 貴たか紀のりブロッコリー選果開始 第2総合集荷場完成 長崎市から島原半島をぐるっと1周して諫早市まで至る国道251号線。南島原市内の有家町と布津町の町境付近を走っていると、海側に広がる埋め立て地と大きな建物が見えてきます。これが、当JAがかねてから建設を進めていた第2総合集荷場です。8月に完成し、順次稼働が始まっています。 この施設は、農産物の選果・集荷と出荷を行う第2総合集荷場と農業資材を取り扱うJAグリーン南島原店の2棟からなります。旧東部基幹管内の集荷施設・営農センターなどを集約し、農産物の集出荷と農業資材の供給を1か所で行うことで、生産者の利便性向上を実現します。敷地面積は4万1202平方メートル、建物面積は2棟合わせて1万7785平方メートルと当JAでは最大規模の施設となります。雲仙市吾妻町の総合集荷場と合わせて広域集荷体制を整備し、さらなる産地強化を図っていきます。 同集荷場での選果はゴーヤーから始まり、10月からはブロッコリーの作業が始まっています。来年の6月頃までに、約700トンの出荷を見込んでいます。夏場の高温と雨が少なかったことで若干の遅れがみられるとのことですが、その後は気候も安定し今後の出荷は順調に進む見通しです。 担当する東南部基幹センター販売流通課の池田貴紀さんは「初めてのことも多く不安はあるが、生産者の皆さんが大切に育ててきたブロッコリーなので、品質第一で最後まで頑張って出荷を行っていきたい」と話しています。 このほかにも、主に東部地区で生産された様々な農産物の出荷が続いています。12月頃には併設されたイチゴパッケージセンターの稼働が始まる予定で、ミカン選果機の移設作業も進められています。この施設を中心に地域の農産物が各地へ届けられていきます。さん美味旬菜びみしゅんさい

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