こぶれタイムズ 50号
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ミカンvol.42極早生 JA Shimabaraunzen Community Paper取材協力:南部基幹営農センター営農指導課平ひら石いし 淳じゅん一いち1次選別。従業員による目視での確認で、キズや腐敗のあるものを取り除きます。それぞれのレーンで再度目視でキズや腐敗がないか確認します。ブラシ洗浄を行い、表面の汚れを落とします。洗浄されたミカンは写真のようにピカピカに。自動的に箱へ詰められていきます。列ごとの画面に表示されているのが等級と階級です。各地から集荷されたミカンは、エレベーターを使って2階へと運ばれ ます。2列に並べられて進んでいきます。白い箱の機械がセンサーで、1つずつチェックされます。1箱ごとに重さを確認し微調整を行った後、表示のスタンプを押して箱を閉じます。レーンを流れていき、この機械で反転してミカンだけが取り出され ます。センサーを通過した後、秀・優・良の3等級と、2L・L・M・S・2Sの5階級の組み合わせで選別され、それぞれのレーンへ分かれていきます。箱詰めされたミカンは、トラックに積み込まれて各地へ出荷されていきます。極早生ミカン出荷順調 ~共同選果はじまる 当JA北有馬地区営農センターで9月22日から、極早生温州ミカンの出荷が始まっています。10月下旬まで続き、その後は早生、させぼ、普通・高糖度系へとリレーしていきます。来年1月までに、約500㌧の出荷を見込んでいます。 今年度産は、比較的安定した天候でしたが昨年に比べ降水量が少なく日照時間は長い状況。順調に生育し出荷が続いていますが、昨年表年だったため収穫量は全体的に少ない予想。食味は良好で酸切れもよく仕上がっているもののやや大玉化傾向の予想で、今後の気候などを注視しています。 南島原市北有馬町にある当JAの選果場では、従業員ら約20人により選果作業が行われていました。今年度から同センターを含む南部基幹営農センター管内のほか北・西部基幹営農センター管内との共同選果が始まっており、各地域から集荷された極早生ミカンがレーンを次々と流れていました。日量14㌧前後を関東、中国地方方面へ出荷します。同センターの平石淳一係長は、「裏年ということで出荷量は少ないが、天候に恵まれ内容的にはよい仕上がりとなっている。市場からの評価も高く、今後も有利販売に努めていきたい」と話しています。係長北有馬地区営農センター建物2階にミカンの選果施設があります。従業員による目視確認だけでなく、センサーで糖度・酸・色・キズ・サイズ・腐敗を検知し選別することができます。こぶれタイムズ美味旬菜びみしゅんさい

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