取材協力:水みず田た 勇いさむさん(62)(南島原市北有馬町) 南島原市南有馬町内にある、水田勇さんのトマトのハウスを訪ねました。水田さんは、当JA大雲仙トマト部会の部会長を務めている方です。同部会は『安全・安心・おいしいトマト』作りを合い言葉に、長崎県特別栽培農産物の認証を受けた産地として、栽培方法にこだわった高品質なトマトの出荷を続けています。 糖度重視の栽培方法に適した「ソプラノ」という品種と、紅くてコクのある味が特長の「麗容」という2つの品種を栽培していますが、その中でも特に糖度にこだわって栽培しているトマトが「特ちゃん」と「ハニーエイト」です。「特ちゃん」は果実の糖度が10度程度あるトマト、「ハニーエイト」は8度程度あるトマトに付けられているブランド名です。お料理コーナーでは「ハニーエイト」を使って調理しています♪ トマトの出荷が本格的になるのは2月中旬から。まさに、これからですね。収穫したトマトは、空調、防塵などが管理された同センターの選果作業場に持ち込まれます。まず、センサーで果実の色や、キズなどの有無、形の悪いものはないかなどを検査します。その後、手作業で箱詰めやパック詰めを行います。高糖度系のブランドトマトは、さらにセンサーで糖度検査を行うというこだわりぶりです。 水田さんは、「日々の栽培管理を怠らないようにして、高品質なトマトを出荷していきたい。長崎県特別栽培農産物としての誇りを持ち、味と鮮度にこだわりながら出荷計画を達成できるよう頑張りたい」と話しています。 高糖度系のトマトは高価ですが、表面にキズがあるなどしてA品として出荷できない物を、管内のAコープなどで格安で販売しています。また当JAのホームページでは、ブランドトマト「特ちゃん」を購入することができます。ぜひご賞味ください。美味しいトマトの見分け方 一般的に、糖度が6度以上、酸味が0.5%以上あるトマトが美味しいトマトだと言われています。自宅では水につけてみるのが、一番簡単な見分け方です。味が濃くておいしいトマトは水に沈みます。その一方で、糖度と酸味が少なくコクのないトマトは水に浮かびます。とっても甘〜いトマトのお話 人口1人あたりのトマトの摂取量について、世界平均が約18㌕なのに対し、日本人1人あたりの平均は10㌕で第16位(参考:国際連合食糧農業機関)。健康に良いと言われながら意外にも少ないのが現状です。「だって、酸っぱいも~ん」とおっしゃる皆さんへ、冬号は甘~いトマトのお話しですよ~♪甘〜い!美味旬菜びみしゅんさいvol.27トマトハウスの中選果作業場の様子お日様を浴びて育つトマト美味しいトマトを食べて下さ~いこ~んなに真っ赤に♪ JA Shimabaraunzen Community Paperこぶれタイムズ
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