8.リスク・ウェイトのみなし計算が適用されるエクスポージャーに関する事項該当する取引はありません。9.金利リスクに関する事項①金利リスクの算定手法の概要 金利リスクとは、金利変動に伴い損失を被るリスクで、資産と負債の金利又は期間の ミスマッチが存在する中で金利が変動することにより、利益が減少ないし損失を被るリ スクをいいます。 当JAでは、金利リスク量を計算する際の基本的な事項を「金利リスク量計算要領」 に、また、リスク情報の管理・報告にかかる事項を「余裕金運用等にかかるリスク管理 手続」に定め、適切なリスクコントロールに努めています。具体的な金利リスク管理方 針および手続については以下のとおりです。 ◇リスク管理の方針および手続の概要 ・リスク管理および計測の対象とする金利リスクの考え方および範囲に関する説明 当JAでは、金利リスクを重要なリスクの一つとして認識し、適切な管理体制の もとで他の市場リスクと一体的に管理をしています。金利リスクのうち銀行勘定の 金利リスク(IRRBB)については、個別の管理指標の設定やモニタリング体制 の整備などにより厳正な管理に努めています。 ・リスク管理およびリスクの削減の方針に関する説明 当JAでは、リスク管理委員会のもと、自己資本に対するIRRBBの比率の管 理や収支シミュレーションの分析などを行いリスク削減に努めています。 ・金利リスク計測の頻度 3月末・6月末・9月末・12月末を基準日として、四半期ごとにIRRBBを 計測しています。 ・ヘッジ等金利リスクの削減手法に関する説明(該当なし) 当JAは、金利スワップ等のヘッジ手段を活用し金利リスクの削減に努めていま す。また、金利リスクに対するヘッジ会計の方法は、「銀行業における金融商品会 計基準適用に関する会計上および監査上の取扱い」(日本公認会計士協会)に規定 する繰延ヘッジに依っています。 ◇金利リスクの算定手法の概要 当JAでは、経済価値ベースの金利リスク量(⊿EVE)については、金利感応ポ ジションにかかる基準日時点のイールドカーブに基づき計算されたネット現在価値と 標準的な金利ショックを与えたイールドカーブに基づき計算されたネット現在価値の 差により算出しており、金利ショックの幅は、上方パラレルシフト、下方パラレルシ フト、スティープ化の3シナリオによる金利ショック(通貨ごとに異なるショック幅) を適用しております。 ・流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期 流動性貯金に割り当てられた金利改定の平均満期は1.25年です。 ・流動性貯金に割り当てられた金利改定満期 流動性貯金に割り当てられた最長の金利改定満期は5年です。 ・流動性貯金への満期の割り当て方法(コア貯金モデル等)およびその前提 流動性貯金への満期の割り当て方法については、金融庁が定める保守的な前提を 採用しています。 ・固定金利貸出の期限前返済や定期貯金の早期解約に関する前提 固定金利貸出の期限前返済や定期貯金の早期解約について考慮していません。70
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