カーネーション

 

ヨーロッパ原産の植物で、2000年も前から栽培されていた記録があります。色彩の艶やかさ・香りの芳しさから、ローマ時代にはブドウ酒にカーネーションを入れて楽しんだそうです。当時のヨーロッパでのパーティーでは、女性たちがカーネーションの花冠をして参加したことから「冠飾の花」つまり、「coronation flower」といわれたことが名前の由来。日本には、江戸時代にオランダ人によって伝えられたそうです。ただ、本格的にカーネーションとして栽培されたのは、明治の後半になってからです。なぜ、母の日にはカーネーションを贈るのか?これは、約100年ほど前、アメリカで、一人の少女が、亡き母の命日に教会で白いカーネーションを配ったのが「母の日にカーネーションを贈る」習慣の始まりと言われています。
1914年に、アメリカで5月の第2日曜日を「母に捧げる日」が制定され、今日の「母の日」に至っているようです。最近では、食用も栽培され、お茶としての人気も高くなっています。




葉や蕾の痛みがなく、シャンとしているものを選びましょう。
  
花もちがいいように、蕾の状態で収穫します。

 



※栽培暦は、JA島原雲仙管内の場合です。