ハウスビワの出荷が始まる
2015-02-25

西有家地区営農センター管内で1月16日から、ハウスビワの出荷が始まっています。2重カーテンの設置や加温時のハウス内の温度調整など、経費節約の対策を行いながら栽培を続けています。出荷が増える3月には、集荷所で共同選果を行い、農家の労力軽減を図ります。

 西有家ハウスビワ研究会の会員4人が、83アールで栽培しています。南島原市西有家町龍石の竹村洋一さん(36)は、26アールを栽培し、重油高騰対策として、こまめに加温温度管理を行っています。昨年8月の低温と日照不足が花芽分化に影響し、例年に比べ10日ほど早い出荷となりました。生育のばらつきも少なく、全体的には例年並みの仕上がりになっています。現在は、1日あたり30~40箱(500g化粧箱)を週2回程度出荷しています。3月中旬以降は自宅での出荷調整を行わず、センターに共同選果を依頼します。竹村さんは、「ハウス内の温度を下げると通常は出荷が遅れるが、夏場の気温の影響などで出荷が早まった。ばらつきもあるが全体的には、よい出来だと思う。共同選果があるので、少人数でも栽培を続けていく事ができる」と話しました。

 出荷先は関東、関西方面で、3月20日ごろに出荷のピークを迎え、5月上旬まで出荷を続けます。