春芽アスパラ合同目揃い会を開催
2015-03-11

アスパラガス連絡協議会はこのほど、島原市のJA本店で今年産アスパラガスの出荷計画などについて意見を交わしました。142.0トン(前年比123.7%)の出荷を目指し意識の統一を図りました。

 13年産は、出荷のピークらしいピークがなく、出荷実績も114.8トンと伸びませんでした。農家の高齢化や担い手不足もあり、今年産の作付面積は20.9ヘクタールと、昨年の21.5ヘクタールにくらべ減少傾向にあります。

 一方、JAが数年前から推進していた株の改植が結果を現し、若い株からは品質の良い芽が出ていて太物も多いなど、明るいニュースも見え始めました。今年産については、出荷開始も昨年に比べ1週間ほど早く、出荷量の増加が期待されています。出荷を始めた1月18日から2月16日までで、すでに前年を30%近く上回る実績を上げています。

 協議会では産地拡大へ向け、新規栽培者の推進や、選果場の有効利用による生産者の労力軽減を前提とした栽培面積の拡大、生産指導と販売体制の確立などについても協議しました。販売の一元化に向けては、各支部が持つ重点市場に加え、契約販売の増加や物量を活かした産地主導型の販売に向け取り組むことを申し合わせました。

 販売流通課は、「どの地区も1月中旬から出荷が始まり、今年産はさい先の良いスタートとなった。南部、西部地区は春芽から共同選果を初めている。農家の労力軽減と経費節約の対策も踏まえた上で、物量を活かした販売を行いたい」と話しました。