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節分に食べると幸福が訪れるという恵方巻きの材料に、雲仙市吾妻町に伝わる伝統野菜の「雲仙こぶ高菜」を使った「雲仙こぶ高菜の恵方巻き」を、同町の守山女性部加工組合が製造、販売します。今年は、製造販売を始めて10年目の節目の年で、加工場では、販売総数2000本以上を目指し、予約注文を受け付けています。
巻き寿司の具に、油炒めにした高菜の漬け物が入っているという斬新なアイデアと、1本1本手作りしている信頼感、温もりのある味で人気が広がり販売数を増やしています。近隣の商社や企業などから10本、20本、多い時には100本と、まとまった注文が入るようになり、昨年も2000本近くを売りました。
「雲仙こぶ高菜」は2005年、スローフード協会国際本部(イタリア)が伝統的な食文化を守ろうと進める「味の箱船」に認定され知名度が上がりました。生食では販売に限界があるため、漬け物に加工しました。恵方巻きは、大人にも子どもにも人気のある巻き寿司に使う事で「雲仙こぶ高菜」の知名度アップを図ろうと2006年から販売を始めました。馬場節枝組合長は、「すでに問い合わせもあり、作る側も2000本以上を目指し張り切っている。美味しい恵方巻きで福を呼び寄せていただきたい」と話しています。
具材は、「雲仙こぶ高菜」の油炒め、ニンジン、シイタケなど七福神にちなんで7種を使用しています。通常の海苔巻きの他、今年は「雲仙こぶ高菜」を本漬けにしたもので巻いた「こぶ高菜巻き」の2種類を販売しますが、「こぶ高菜巻き」は数量に限りがあります。
注文方法は、いずれも電話かファクスで、注文締め切りは、1月27日(火)です。受け取りは店頭のみで、発送は行っていません。2月3日は、数量限定で店頭販売も行う予定です。
問い合わせ=農事組合法人守山女性部加工組合/電話=0957-38-2641/ファクス=0957-38-2678/営業時間=午前8時から午後5時/定休日=毎月第3水曜日