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極早生タマネギの選果開始
2020-03-09
西部基幹営農センター管内で、2月下旬から極早生タマネギの出荷が始まっています。雲仙市愛野町にある特産センターは今シーズン、選果機の機能向上を行い3月2日からは新しい選果機での選果を開始しました。これまでの選果機に比べ選果能力が30%ほどアップしたほか、センサーの機能なども向上しています。
センターでは主に、春作、秋作バレイショと極早生・早生・普通種タマネギの選果を行っています。令和元年の選果実績は合わせて5000㌧で、このうちタマネギは2月から4月と、普通種を選果する7月に選果を行います。これまでの処理能力は日量30㌧程度、機械の老朽化による故障やトラブルも発生していました。機能向上を図ったことで、作業がスムーズになり日量35~40㌧を処理可能になりました。センサーを更新したことで、品質の統一と向上にもつながっています。
今年産のタマネギは天候に恵まれ苗の生育、圃場の準備、定植まで全て順調に進みました。定植後も晴れの日が続き定期的な降雨もあり、1週間から10日ほど生育が前進しています。極早生種の出荷のピークは3月中旬から下旬になる見込みで、前年比120%の820㌧の出荷を見込んでいます。
センターの田中清俊センター長は、「出荷見通しの早期把握と消費地への迅速な伝達、重点市場を中心とした計画的、継続出荷を行いたい。雨の続く時期があり、すでにベト病が発生している圃場も散見されるため、一斉防除を中心に防除を徹底して欲しい」と話しています。