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雲仙市の山口さん門松作り仕上げへ
2019-12-25
雲仙市愛野町で農業を営む山口恵介さん(58)は、毎年この時期になると門松作りに追われます。山口さんが作る一番大きな「特大」は、高さ210㌢、胴回りが60㌢もあります。このほか高さ135㌢の「大」、110㌢の「中」、35㌢の「小」と、全部で50対を造ります。特大サイズは、島原市にある当JA本店の玄関に飾られています。
造園業を営む親戚を手伝ううちに、作り方を覚え、30数年前からは一人で作っているとのこと。山口さんは「自分の畑、山で育てた材料を使い豪華に見えるように工夫している。飾っていただいた方に福が訪れるように願いを込めて作っている」と話しました。
山から切り出した孟宗竹をサイズに合わせて切り、斜めにカットし、松や梅、南天などを飾り付けて仕上げます。「竹は、春先にタケノコが出た時から門松用として選抜している。竹を切り出す作業は重労働だが、注文を受けると断れず全部引き受けてしまう」と笑顔をみせました。