「天草」短期決戦12月上旬まで
2019-11-20

東部基幹営農センターは11月18日、「天草」の選果と箱詰めを始めました。今年産は、L玉中心の小玉傾向ながら出荷量は増える見込みです。出荷期間は12月上旬までの約3週間と短いですが、初冬に出回る高級柑橘類の一つとして店舗の棚を彩ります。

 マルナン(丸の中に南の文字)みかん部会施設中晩柑研究会が栽培しています。主に贈答用として出荷しますが、化粧箱のほか、家庭用にも向く小玉のパック詰め、といったバリエーションを持たせたことで消費地での認知度が高まりました。

 収穫した「天草」は、同センター選果場に運ばれ、センサーで糖度、酸を検査する。その後、従業員が外観、色合い、キズの有無などを見ながら手作業で箱詰めを行う。出荷先は主に関東、関西方面で、前年比110%の15㌧の出荷を計画しています。センターは、「選果選別をしっかり行い、消費者へ自信を持って届けられるよう注意したい。食味を重視し適期収穫に努めて欲しい」と話しています。