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令和元年産新米の等級検査始まる
2019-10-16
西部基幹営農センター管内で10月15日、令和元年度の新米等級検査が始まりました。検査初日は、雲仙市内で栽培された米2000袋(30㌔)を検査しました。
同市吾妻町にある吾妻低温倉庫には、早朝から新米を積んだトラックが到着し、職員らが農家ごとにパレットに積み上げていました。地域では「刺し棒」と呼ばれている米検査用袋刺し具を使って米袋から無作為に採取した玄米を、農産物検査員の資格を持つ当JAの職員が水分量や、乳白米、死米、着色粒、異種穀粒、異物などの混入割合を調べました。結果を総合的に判断して1~3等級などに格付けしました。検査員らは、「今年産は、台風の強風によって稲の倒伏被害があり、青米と呼ばれる未登熟米が見られる」などと話していました。
初日の検査は、「ながさきなつほのか」と「ながさきにこまる」合わせて約2000袋でした。検査後はただちに低温倉庫内で保管し、JA全農ながさき等からの出庫要請により随時、出荷を行うということです。今年産について同センターの川原千也センター長は、「田植え後の干ばつ、冷夏、8月下旬頃から9月にかけての長雨と日照不足、台風というように、水稲にとって条件の悪い気象条件が重なった」と話しました。