手延べそうめんの出荷がピーク
2018-07-19

当JAでは、そうめんの出荷がピークを迎えています。JQA(一般財団法人日本品質保証機構)が制定する「ISO9001」の認証を受けた手延素麺加工場(南島原市有家町)では、衛生面や品質管理など取引先や消費者の多様化するニーズに対応しつつ、高品質なそうめんの出荷を続けています。今年産は20万箱を出荷する計画です。

 「そうめん農家」と呼ばれる同JAの組合員が個々の工場で製造していています。JAの管理のもと原料の配合から手延べ、乾燥、結束まで全て手作業で行います。結束したそうめんは、職員が色、臭い、重量、麺線(麺の太さ・まっすぐさ)の揃い、異物混入の有無などを検査し、合格したものだけを同加工場に持ち込みます。加工場では、取引先の商品形態に応じて包装したあと、金属探知機による検査、重量チェック、従業員による目視点検を行い箱詰めし出荷します。

 加工場は鉄筋コンクリート一部二階建てで、作業場と外部の人の交差、異物の侵入を防ぐ構造になっていて、従業員は作業服や帽子など基準の制服を身につけ、作業開始前には粘着ローラー、手指洗浄・消毒、エアーシャワーなどを行うなど、徹底した衛生管理を行っています。加工場の一日の処理能力は最大で1000箱(9㌔箱換算)です

 山崎敏一係長は、「一人一人が目標意識を高く持って規程や手順を守り、またJAが管理することで、加工場の質を継続的に向上させていきたい。中元や新盆、旧盆の進物用、家庭用として、JA島原雲仙のそうめんを愛用して欲しい」と話しています。