１０月２日、雲仙市吾妻町のＪＡ全農ながさき県南家畜市場で
２０２４年度島原雲仙農協・３市和牛共進会が開催され、
グランドチャンピオンには、第１部若雌の１部門で千々石町の
小川博信さんが出品した「いぶき」が輝きました。

　同共進会は、地域改良の成果を検証し、効率的に「長崎和牛」の
繁殖地をつくり上げていくことを目的としており、当ＪＡ管内の
３市から出品された牛を、月齢別の３部門に分けて審査しました。

　審査委員長を務めた全国和牛登録協会長崎支部の植村誠事務局長
は、グランドチャンピオンの「いぶき」について、
「全体的なバランス、資質、被毛もよく、体の品位がありグランド
チャンピオンにふさわしい牛だった」と評価しました。
また、総評として「全体的に発育がよく、資質も良好だった。
長崎県の課題でもある、肩後、背腰幅等は改善されつつある」と
話しました。
　当ＪＡの草野泰治専務は、「繁殖農家の皆さんが丹精込めて
育ててきた繁殖雌牛を拝見すると、どの牛も素晴らしいものがあっ
た。来年１１月にはこの場所で県南地域和牛能力共進会が開かれる
ので、出場に向けてさらなる手入れなどをお願いしたい」と
あいさつしました。

　その他の成績は次の通りです。
◆若雌の１▽１等２席＝池田直記（南島原市）、
１等３席＝大島司（雲仙市）
◆若雌の２▽１等＝平野一希（雲仙市）、
１等２席＝中村保弘（雲仙市）、１等３席＝白山修（雲仙市）
◆経産牛▽１等＝永田浩（南島原市）、１等２席＝池田卓彌
（島原市）、１等３席＝荒木重光（雲仙市）
写真説明：グランドチャンピオンに輝いた「いぶき」と小川さん（吾妻町）