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「長崎和牛」給食に
2020-06-15
新型コロナウイルスの影響により、長崎県のブランド牛「長崎和牛」などの価格低迷、需要の減少が続く中、長崎県は6月10日から県産の農産物、水産物などを県内の学校給食に活用する取り組みを始めました。島原市内の小中学校4校で同日、児童らに「長崎和牛」(県産牛肉)を使ったハヤシライスが提供されました。
長崎県産牛肉等学校給食活用推進事業の一環です。同ウイルスの影響で需要が急減している牛肉、水産物等について、緊急的に学校給食に提供することで価格の安定を図り生産者の所得向上を図ることを目的としています。予算額は3億5718万円です。
食材の提供は公益財団法人長崎県学校給食会が進めます。和牛肉等(一部交雑種を含む)の提供は、県内で給食を実施している小・中学校、義務教育学校、特別支援学校、夜間定時制の高等学校、合わせて518校に順次提供する計画。他校でもサイコロステーキや牛丼、すき焼きなど多様なメニューが予定されています。牛肉の希望数量は現在取りまとめ中とのことです。
同市宇土町の市立島原第四小学校(大槻浩二校長/205人)6年のクラスでは、児童23人が県産和牛について説明を受けながらハヤシライスを味わっていました。児童らからは、「美味しい」「もっと食べたい」などの声が聞かれました。他の3校にも同じメニューが提供され、4校合わせて牛肉36㌔、タマネギなどが消費されました。