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ハウスミカン出荷本格化
2020-06-08
東部基幹営農センター管内で、6月上旬から2020年産ハウスミカンの販売が本格的に始まっています。マルナンみかん部会ハウスみかん研究会の部会員ら14人がレギュラーハウス、グリーンハウス合わせて440㌃で栽培しています。暖冬傾向で日照時間にも恵まれたことから、全体的に安定した仕上がりで糖度や食味も良好です。
新型コロナウイルスの緊急事態宣言は解除されたものの、贈答需要や高価格帯の販売は厳しく、家庭消費を意識したパック詰めの注文が例年以上に入っているということです。同センターは、「パック詰めの注文には量を増やし対応するが、これまで生産者が手塩にかけ育成管理に努めてきた果実だ。出荷方針を下方修正することなく、贈答用を柱に、可能な限り高級路線にこだわって出荷していきたい」と話します。
南島原市有家町にある当JA島原南みかん選果場では、従業員らが手洗い、消毒液による手指消毒、マスク着用を守り、選果作業と箱詰め作業に取り組んでいます。センサーで大きさ、糖度を測定したあと手作業で化粧箱、パックに詰めます。
出荷のピークは贈答用の需要が高まる6月下旬から7月いっぱいまでで、出荷先は主に関東、関西方面です。8月いっぱいまで出荷を続けます。センターは、「コロナ禍で生産者の士気が下がっては元も子もない。市場側と密に連絡を取り合いながら有利販売に努め、産地ブランドを守るという概念を市場と共有しながら乗り切っていきたい」と話しました。