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極早生タマネギの栽培、年々増加。出荷も3年連続増加
2015-03-17
南部基幹営農センター管内で1月上旬から早生タマネギの出荷が始まっています。今年産は、玉太りが良くL中心の仕上がりです。 南島原市加津佐町の福田一三さん(45)は、「分球も少なく秀品率も高い」と明るい表情を見せています。センターは、「3年連続3000トン越え」を合い言葉に「大雲仙たまねぎ」のブランド確立をめざしています。
福田さんは、2.7ヘクタールで栽培し、昭和30年後半、祖父の代から栽培を続けているといいます。「長い間50アール程度で作っていたが、数年前に超極早生品種を導入してからは、タマネギの栽培面積が増えてきている」と話しました。1月中旬から収穫を始め、4月10日前後まで続ける予定です。「温暖な気候がタマネギに合っているのか、品質良く仕上がる。特に今年産は、病害虫の発生もほとんどない」と笑顔を見せました。
収穫したタマネギは、加津佐特産センターで共同選果を行います。風乾設備の有効利用と共同選果による品質の統一、共販量の確保を行い、今年度産は3200トン(同105.2%)の出荷を計画しています。
面積拡大のためセンターは、栽培講習会などを通じて育苗技術の向上などについて農家を指導してきました。営農指導員らは、年々前進化する作型に適した品種の選定と育苗方法の確立に向け対策を行っています。
販売を担当する口之津・加津佐地区営農センターは、「今年産の作付面積は前年比101.5%の137ヘクタールと、年々増加している。共同選果の強みを活かした安定した品質のタマネギを継続出荷し、市場占有率の向上に努めたい」と話しています。