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八斗木白葱、間もなく出荷
2019-11-08
雲仙市国見町八斗木(はっとぎ)地区でブランド白ネギを生産する八斗木白葱生産部会が11月1日、雲仙市国見町などで現地検討会を開きました。夏場の長雨や、その後の干ばつ、台風の接近、襲来などにより9月、10月の生産が減退したが、気候の安定とともに生育が順調となり現在は回復傾向にあります。11月下旬以降の出荷分については、出荷量、品質ともに安定する見通しだということです。
前田利夫部会長ら19人が、「大型育苗ハウスを核にした健全苗づくり」を合い言葉に白ネギの周年出荷体制を確立しています。年間を通じ安定出荷することで「八斗木白葱」のブランド力を高めています。今年度産は、過去最高の年間35万ケース(1ケース3㌔)の出荷を目指しています。
現地検討会では、雲仙市国見町金山にある吉田良一さん(61)の圃場などを巡回。吉田さんの圃場では5月20日に定植した苗が、約1ヶ月後の収穫を控えていました。前田部会長らは、無作為に株を抜き取り生育状況を確認し、「今年は気象条件に恵まれず、夏秋ものは量が取れなかった。圃場を巡回したところ秋冬ものは回復基調にあるので、今後に期待したい」と話しました。
「八斗木白葱」を生産する同地区は、九州では大分県に次ぐ産地。4月いっぱいまで出荷する秋冬出しは全体の6割で、5月以降の夏出しが4割を占めています。