春インゲン出荷本格化
2019-05-23

南部基幹営農センター管内で、4月下旬から始まった春インゲンの出荷が本格化しています。農家の高齢化が進む中、価格が安定している、軽量で扱いやすいなどの理由で栽培面積は前年度並みを保っています。

 同センター管内は、県内生産量の5~6割を占めるインゲンの産地です。大雲仙いんげん部会が、今年産は10.5㌶(前年比101%)に作付けしています。5月中旬まではハウスもの、以降は露地ものにリレーして7月上旬まで出荷を続けます。約81㌧(前年比101%)の出荷を見込んでいます。

 栽培者が180人以上と多いこともあり、会場を2カ所に分けて目揃い会を開きました。南島原市北有馬町にある北有馬地区営農センターには40人が集まり、職員が生産概況について説明したあと、取扱要領や出荷規格等について協議しました。現物による目揃いでは、等級、階級、長さなどを確認しました。農家からは、出荷検査に関する質問などがあり職員が返答していました。

 センターは、「品質の良いインゲンを継続出荷できるよう圃場管理を行って欲しい。高温期にはサヤのしなびに注意し、梅雨時期には病害虫の発生が心配されるので、出荷時には確認を徹底して欲しい」などと話していました。