JA島原雲仙の概要

 

管内の概況

管内である島原半島は、土壌、気象条件などの自然条件に恵まれ、土地生産性、労働生産性ともに高く、耕地面積は長崎県全体の24%、農業粗生産額は40%を占めるという県下随一の農業地帯です。しかし、平地に乏しく傾斜地で細分化された耕地が分散し、大半の耕地は畑地帯となっています。

地形

島原半島は、長崎県の東南に突出した周囲138.3km、面積459.36kmは県全体の11.2%を占めます。普賢岳(1,359m)を中心とした雲仙山系と、それに連なる東西約24km、南北約32kmの緩やかな丘陵地帯及び海岸沿いに広がる平野部からなっています。

 

 

 

気候

年平均気温は16℃と温暖で、一部地域は無霜地帯となっています。年間降水量2,000mm年間日照時間2,200時間と気象条件に恵まれています。

 

農業形態

管内の総農家戸数は10,099戸、うち専業農家は2,890戸で28.6%(県比率は18.9%)第1種兼業農家は1,687戸、第2種兼業農家は 2,690戸となっています。また耕地面積は12,500haで耕地率27.2%となっており県全体の12.6%に比べてかなり高くなっています。耕地面積の内訳は畑地の割合が62.0%で、県全体の52.5%に比べて高く、畑作農業地帯です。
農業粗生産額は550億円で県全体の約41.2%を占めています。特に、いちごをはじめとする施設園芸と、ばれいしょなどの露地野菜、畜産の粗生産額が高く、島原半島は長崎県を代表する農業地帯です。

 

行政

行政区画は、島原市・雲仙市・南島原市の3市です。